2017年12月17日
海の上ではヘタレでありたい ~潮汐流・海流リスク~
司馬遼太郎の歴史小説が大好きで大体の作品は読んでいると思います。
中でも一番好きな作品は幕末ものでも戦国ものでもないこちらです。

江戸時代の廻船商人高田屋嘉平の話で司馬遼太郎さん自身一番会いたかった人物らしいです。
詳しい話はウィキペディアに任せるとして・・・
主人公の高田屋嘉平が筏で冒険的な航海をするくだりで、一度船が嵐などで沖に流され黒潮にのってしまったら最後遠くアリューシャンまで流される運命になるというようなことが書いてあったのを強烈に覚えています。
日本の太平洋側には世界最大の海流の一つ【黒潮】が流れています。
赤道付近から北上してくるこの海流は、膨大な量の水が海の中を川のように、速いところでは秒速2メートル、時速7.2キロのスピードで流れます。手漕ぎの船ではとても横切れず流されてしまうので、船乗りたちは昔から黒瀬川と呼んで恐れていました。
実際に黒瀬川にのってしまいアリューシャンのほうまで流された船乗りは数多くいたそうです。
この刷り込みが強烈だったのでカヤックで海に出るときは漠然と黒瀬川に恐れを抱いています。
という訳で
海の上ではヘタレでありたいシリーズ第4弾
今回は潮の流れについて自らを戒めたいと思います。
中でも一番好きな作品は幕末ものでも戦国ものでもないこちらです。

江戸時代の廻船商人高田屋嘉平の話で司馬遼太郎さん自身一番会いたかった人物らしいです。
詳しい話はウィキペディアに任せるとして・・・
主人公の高田屋嘉平が筏で冒険的な航海をするくだりで、一度船が嵐などで沖に流され黒潮にのってしまったら最後遠くアリューシャンまで流される運命になるというようなことが書いてあったのを強烈に覚えています。
日本の太平洋側には世界最大の海流の一つ【黒潮】が流れています。
赤道付近から北上してくるこの海流は、膨大な量の水が海の中を川のように、速いところでは秒速2メートル、時速7.2キロのスピードで流れます。手漕ぎの船ではとても横切れず流されてしまうので、船乗りたちは昔から黒瀬川と呼んで恐れていました。
実際に黒瀬川にのってしまいアリューシャンのほうまで流された船乗りは数多くいたそうです。
この刷り込みが強烈だったのでカヤックで海に出るときは漠然と黒瀬川に恐れを抱いています。
という訳で
海の上ではヘタレでありたいシリーズ第4弾
今回は潮の流れについて自らを戒めたいと思います。
まずは海流と潮汐流の違いについて
【海流】
地球規模の海の流れで流れる方向は一定です。
海流を気にするくらい沖に出るつもりはないですが黒潮大蛇行しているので相模湾沖でも少なからず影響はあるのでしょう。

【潮汐流】
潮の干満差により発生する潮の流れ、時間によって方向が変わるのが特徴
海保のHPで時間経過による流れの方向が確認できます。
例えば相模湾の朝4時の流れがこちら
出艇場所の三浦半島西側では岸から沖に向かって流れています。

それが9時ごろになると一部岸よりに方向が変わります。

局所的には地形などで複雑に流れるのでしょうが概況は分かります。
カヤックフィッシングをやるときに気をつけるべきは主に潮汐流のほうでしょう。
先日三浦半島の浜から出艇した際に風もないのにどんどん沖に運ばれて焦りました。
この日は大潮で潮の干満の差が大きいため潮汐流が一番早くなる日でした。
この流れに加えて風が沖に向かって吹いたとすると何もしなくてもどんどん沖に運ばれてしまうでしょう。
その流れに逆らって漕ぎ切る体力があるのか? そういう状況は極力避けなければなりません。
実際にそういう状況に陥ったら必死に流れと風に抵抗して鬼漕ぎを続け体力を消耗してそのまま流されてしまいそうです。
カヤックフィッシングを続ける上でそのフィールドの潮汐流の方向も熟知しておく必要があるでしょう。
潮の流れる方向と時間を知っておけば流れが止まる時間帯までアンカーを打ってその場に留まるなど落ち着いた行動がとれる訳です。
そういう意味ではアンカーも安全装備になるんでしょうね。
(心の中でエリックさんと呼んでいるアンカーセットは常に船に積んでおきます)

また焦って流れに逆らって出艇場所に戻ろうとせず流される方向を考えて安全に戻れる浜を目指すほうが良いでしょう(たとえ出艇場所から遠い場所でも)。
保険としてエレキを積んでおくのも有効かもしれません。
沈した際のリスクは増えますが・・・

そんな事を考えていると菜の花の沖の頃の廻船商人たちは凄い勇気をもって商売していたんですねぇ。
高田屋嘉平を身近に感じる事ができる良い趣味を見つけました。
小説「菜の花の沖」の高田屋嘉兵衛が、筏で江戸へ漕ぎ渡った時のくだり…
筏が伊豆下田をへて相州浦賀へ近づいたときは、その翌朝である。
その日は、とくに西北の風が強かった。
追風とはいえ、筏は波しぶきをあびて、三浦半島の先端の山々を見つつ北東へ進んだ。
「油断するな」
嘉兵衛は、ふたことめには声をはげまして一同の心をひきしめた。船というのは終着の港湾を見ながら破船することが多い。気のゆるみは何にもまして大敵であった。
浦賀は、江戸湾に入るための海の関所ともいうべき湊で、諸国往来の船はみなここで碇をおろし、船改(ふなあらため)をうける。困難な航海をしてきた船にとって、この湊を見れば江戸に入ったも同然という気になる。
(中略)
「あれを見よ、世に知られた平根山の灯明台だ」
今度浦賀の灯明堂をカヤックから眺めてみたいと思いました。
ヘタレな自分は海快晴、Windytyに加えて海保の潮流情報もチェックしてから出るようにします。
因みに自分はカヤックで海にでるときカヤックの内部にこんな装備を防水バッグに入れています。
水や行動食は取り出しやすいところにも用意しています。
黒瀬川に出会ったらこれでアリューシャンまで食いつなぎます(←無理


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【海流】
地球規模の海の流れで流れる方向は一定です。
海流を気にするくらい沖に出るつもりはないですが黒潮大蛇行しているので相模湾沖でも少なからず影響はあるのでしょう。

【潮汐流】
潮の干満差により発生する潮の流れ、時間によって方向が変わるのが特徴
海保のHPで時間経過による流れの方向が確認できます。
例えば相模湾の朝4時の流れがこちら
出艇場所の三浦半島西側では岸から沖に向かって流れています。

それが9時ごろになると一部岸よりに方向が変わります。

局所的には地形などで複雑に流れるのでしょうが概況は分かります。
カヤックフィッシングをやるときに気をつけるべきは主に潮汐流のほうでしょう。
先日三浦半島の浜から出艇した際に風もないのにどんどん沖に運ばれて焦りました。
この日は大潮で潮の干満の差が大きいため潮汐流が一番早くなる日でした。
この流れに加えて風が沖に向かって吹いたとすると何もしなくてもどんどん沖に運ばれてしまうでしょう。
その流れに逆らって漕ぎ切る体力があるのか? そういう状況は極力避けなければなりません。
実際にそういう状況に陥ったら必死に流れと風に抵抗して鬼漕ぎを続け体力を消耗してそのまま流されてしまいそうです。
カヤックフィッシングを続ける上でそのフィールドの潮汐流の方向も熟知しておく必要があるでしょう。
潮の流れる方向と時間を知っておけば流れが止まる時間帯までアンカーを打ってその場に留まるなど落ち着いた行動がとれる訳です。
そういう意味ではアンカーも安全装備になるんでしょうね。
(心の中でエリックさんと呼んでいるアンカーセットは常に船に積んでおきます)

また焦って流れに逆らって出艇場所に戻ろうとせず流される方向を考えて安全に戻れる浜を目指すほうが良いでしょう(たとえ出艇場所から遠い場所でも)。
保険としてエレキを積んでおくのも有効かもしれません。
沈した際のリスクは増えますが・・・

そんな事を考えていると菜の花の沖の頃の廻船商人たちは凄い勇気をもって商売していたんですねぇ。
高田屋嘉平を身近に感じる事ができる良い趣味を見つけました。
小説「菜の花の沖」の高田屋嘉兵衛が、筏で江戸へ漕ぎ渡った時のくだり…
筏が伊豆下田をへて相州浦賀へ近づいたときは、その翌朝である。
その日は、とくに西北の風が強かった。
追風とはいえ、筏は波しぶきをあびて、三浦半島の先端の山々を見つつ北東へ進んだ。
「油断するな」
嘉兵衛は、ふたことめには声をはげまして一同の心をひきしめた。船というのは終着の港湾を見ながら破船することが多い。気のゆるみは何にもまして大敵であった。
浦賀は、江戸湾に入るための海の関所ともいうべき湊で、諸国往来の船はみなここで碇をおろし、船改(ふなあらため)をうける。困難な航海をしてきた船にとって、この湊を見れば江戸に入ったも同然という気になる。
(中略)
「あれを見よ、世に知られた平根山の灯明台だ」
今度浦賀の灯明堂をカヤックから眺めてみたいと思いました。
ヘタレな自分は海快晴、Windytyに加えて海保の潮流情報もチェックしてから出るようにします。
因みに自分はカヤックで海にでるときカヤックの内部にこんな装備を防水バッグに入れています。
水や行動食は取り出しやすいところにも用意しています。
黒瀬川に出会ったらこれでアリューシャンまで食いつなぎます(←無理


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