2024年10月05日
24年目の大メンテナンス大会 その3
24年目大メンテナンス大会 その2ではフロントフォークのオーバーホール&サススプリング交換、フロントディスク交換、キャリパーメンテを行いました。
組付けたブレーキディスクとキャリパーの試運転とフロントサスのスプリング交換の効果をみるべく100㎞程度走ったのですが
フロントサスペンションスプリング交換の効果は絶大でした。
サンダンスが設計したトラックテックというスプリングなのですが、良い意味で”日本車と同等の硬さ”になりました。
元々広大なアメリカの真っすぐな道を旅する目的のためか、オリジナルのフロントフォークはとても柔らかくボヨンボヨンしています。
初めてこのバイクに乗ったときにフロント8割くらいでブレーキングしたらフロントサスが底着きして非常に焦ったことを覚えています。
フロントサスが柔らかいとブレーキをかけたときに、先ずサスが沈み込み、それからブレーキが効き始めるのでワンテンポ遅れて怖いです。
なのでフロント3、リア7くらいの割合でブレーキをかけるようになりました。
ところが、このトラックテックのスプリングに交換するとフロントが絶妙な感じで硬くなり、路面をしっかり捉えてくれて必要以上に沈まなくなるのを実感できます。
もっと前から交換しておけば良かった。
これからはバイクの基本、フロント7くらいでブレーキがかけられそうです。
リア側のサスのトラックテックのリアスプリングも交換したくなりました。
さて、メンテナンス大会その3は今まで見て見ぬふりをしてきた錆に本格的に向き合いました(今さらですが)。
ざっと見ただけでも各ボルトの凹みや、フレーム、エキパイ周りに赤錆が散見されます。
とりわけエキパイ部分は高温になるので酸化しやすくかなり赤錆が進行しています。
これはエキパイに取り付けたヒートガードですがエキパイ側は錆だらけ・・・
そして本体のエキパイもザリザりするほどザビが浮いていました。
エンジンの排気ポートとの接続部分のボルトとナットもサビサビなのでここは交換しました。
20年以上放置していたサビは耐水ペーパーでこする程度ではまったく歯が立たず、ディスクグラインダーに樹脂製のやすりをつけて文字通り削り落としました。ナイロン製なのでスチール部分を削ることなく赤錆を綺麗に落とせます。
腐食が進んでいた部分はアバタのようにボコボコしていますが直ちに排気漏れがおこるほど薄くはなっていませんでした。
まぁ、ギリセーフのタイミングだったと思うことにします。
そして、赤錆をあらかた落としたらその部分にホルツのサビチェンジャーを塗布します。
これは放っておくとどんどん腐食が進行する赤錆を黒錆(酸化被膜)に変えてくれる優れものです。
黒錆になれば放っておいても平気です。
こいつをボルトの頭やフレーム、ホイールそしてエキパイに塗りたくりました。
エキパイは綺麗に磨いて鉄の地肌を出してクリアの耐熱塗装をしようと思いましたが、アバタ状態だし黒錆かした個所も残るので思い切って黒の耐熱塗装を吹き付けました。
こいつは耐熱600℃なのでエキパイの根本でもOKです。
家の中でスプレーしたら床が黒くなって怒られました。
真っ黒いエキパイに・・・
クロームメッキのサイレンサー
まぁこの上からクロームのヒートシールドを被せるので、まいっかという感じ
そしてクロームメッキも放っておいたのでボツボツ白錆が浮いてきたのでこいつらで対処
完全に鏡面には戻りませんがとりあえず錆の進行は食い止めました。
これで長年目を背けていたサビの対処が終わりました。
すごい解放感・・・
そして最後はいよいよ最後の砦、ワイヤーハーネスに手をつけます。
保護チューブが紫外線や繰り返しの曲げ伸ばし動作で劣化して破けてしまい、保護されるべきワイヤーが外にむき出しになっています。
このまま放置すると被覆がひび割れて断線することになるでしょう。
次回、その4ではこのワイヤーハーネスを新しい電線で作り直すことに致します。
組付けたブレーキディスクとキャリパーの試運転とフロントサスのスプリング交換の効果をみるべく100㎞程度走ったのですが
フロントサスペンションスプリング交換の効果は絶大でした。
サンダンスが設計したトラックテックというスプリングなのですが、良い意味で”日本車と同等の硬さ”になりました。
元々広大なアメリカの真っすぐな道を旅する目的のためか、オリジナルのフロントフォークはとても柔らかくボヨンボヨンしています。
初めてこのバイクに乗ったときにフロント8割くらいでブレーキングしたらフロントサスが底着きして非常に焦ったことを覚えています。
フロントサスが柔らかいとブレーキをかけたときに、先ずサスが沈み込み、それからブレーキが効き始めるのでワンテンポ遅れて怖いです。
なのでフロント3、リア7くらいの割合でブレーキをかけるようになりました。
ところが、このトラックテックのスプリングに交換するとフロントが絶妙な感じで硬くなり、路面をしっかり捉えてくれて必要以上に沈まなくなるのを実感できます。
もっと前から交換しておけば良かった。
これからはバイクの基本、フロント7くらいでブレーキがかけられそうです。
リア側のサスのトラックテックのリアスプリングも交換したくなりました。
さて、メンテナンス大会その3は今まで見て見ぬふりをしてきた錆に本格的に向き合いました(今さらですが)。
ざっと見ただけでも各ボルトの凹みや、フレーム、エキパイ周りに赤錆が散見されます。
とりわけエキパイ部分は高温になるので酸化しやすくかなり赤錆が進行しています。
これはエキパイに取り付けたヒートガードですがエキパイ側は錆だらけ・・・
そして本体のエキパイもザリザりするほどザビが浮いていました。
エンジンの排気ポートとの接続部分のボルトとナットもサビサビなのでここは交換しました。
20年以上放置していたサビは耐水ペーパーでこする程度ではまったく歯が立たず、ディスクグラインダーに樹脂製のやすりをつけて文字通り削り落としました。ナイロン製なのでスチール部分を削ることなく赤錆を綺麗に落とせます。
腐食が進んでいた部分はアバタのようにボコボコしていますが直ちに排気漏れがおこるほど薄くはなっていませんでした。
まぁ、ギリセーフのタイミングだったと思うことにします。
そして、赤錆をあらかた落としたらその部分にホルツのサビチェンジャーを塗布します。
これは放っておくとどんどん腐食が進行する赤錆を黒錆(酸化被膜)に変えてくれる優れものです。
黒錆になれば放っておいても平気です。
こいつをボルトの頭やフレーム、ホイールそしてエキパイに塗りたくりました。
エキパイは綺麗に磨いて鉄の地肌を出してクリアの耐熱塗装をしようと思いましたが、アバタ状態だし黒錆かした個所も残るので思い切って黒の耐熱塗装を吹き付けました。
こいつは耐熱600℃なのでエキパイの根本でもOKです。
家の中でスプレーしたら床が黒くなって怒られました。
真っ黒いエキパイに・・・
クロームメッキのサイレンサー
まぁこの上からクロームのヒートシールドを被せるので、まいっかという感じ
そしてクロームメッキも放っておいたのでボツボツ白錆が浮いてきたのでこいつらで対処
完全に鏡面には戻りませんがとりあえず錆の進行は食い止めました。
これで長年目を背けていたサビの対処が終わりました。
すごい解放感・・・
そして最後はいよいよ最後の砦、ワイヤーハーネスに手をつけます。
保護チューブが紫外線や繰り返しの曲げ伸ばし動作で劣化して破けてしまい、保護されるべきワイヤーが外にむき出しになっています。
このまま放置すると被覆がひび割れて断線することになるでしょう。
次回、その4ではこのワイヤーハーネスを新しい電線で作り直すことに致します。
Posted by すけさん at 23:39│Comments(2)
│バイク関連
この記事へのコメント
アメリカンドリームはやっぱり手がかかりますねぇ
サビは高温とか硬度とかバネとか用に材料選ぶと大体錆びますね
しかしハーネスまで作っちゃうのですか
何か昔PTFE電線というのを会社で買ったことありましたが
200℃くらいまで大丈夫だったのでいいんじゃないですかwww
サビは高温とか硬度とかバネとか用に材料選ぶと大体錆びますね
しかしハーネスまで作っちゃうのですか
何か昔PTFE電線というのを会社で買ったことありましたが
200℃くらいまで大丈夫だったのでいいんじゃないですかwww
Posted by しく at 2024年10月06日 21:12
しくさん
見た目気にしなければ錆チェンジャーが楽でいいですよ!
ハーネスセットなんて買おうとしたら10万以上かかります。
電気関連の仕事してるんで自作一択でしょうw
ハーネスはサービスマニュアルの指定カラーで作らないと絶対接続間違えるから超気をつけました。
確かにジュンフロン線使えたらむき出しでも良さそうですw
見た目気にしなければ錆チェンジャーが楽でいいですよ!
ハーネスセットなんて買おうとしたら10万以上かかります。
電気関連の仕事してるんで自作一択でしょうw
ハーネスはサービスマニュアルの指定カラーで作らないと絶対接続間違えるから超気をつけました。
確かにジュンフロン線使えたらむき出しでも良さそうですw
Posted by すけさん at 2024年10月06日 22:56