2020年06月01日
GARMIN魚探のバッテリー製作編その1

前回の記事でカヤックの電源をモバイルバッテリー化する際の迷走の結果
二つのバッテリーを買ってしまいました。
RAVPower製の20000mAh品

Anker製の26800mAh品

二つあってもしょうがないのでどうしようかと悩んでいたところ、知り合いがちょうど魚探を買ったのでバッテリーが必要とのことでした。
事情を説明し防水ケースにビルトインした状態でお買い上げ頂けることになりました。ラッキー

という事で自分のバッテリーケースを改造するまえに友人の為に一つ作ることになりましたのでブログネタとして書いてみます。
先ず防水ケースです。
モバイルバッテリーを早くから導入している友人のお勧めケースにあやかりました。

このケースは20000mAhクラスのモバイルバッテリーを収納するにはドンピシャの大きさで緩衝材もついているのが良いです。

先ずはこの緩衝材を厚さ方向に半分に2枚おろしにします。
よく研いださしみ包丁をつかうと綺麗におろせます(w

そしてバッテリーの大きさにくりぬこうとしたところ・・・ なんと!

升目状に切り込みが入っているので綺麗に形をつくることができます。
4x9マスくらい切り取ってみました。

12VのPDトリガケーブルを挿す部分と上下方向を微調整するとこのようにピッタリバッテリーがクッション材に収まります。

あとはこのPDトリガケーブルをカットして防水コネクタに半田付けする工程に入ります。
PDトリガケーブルのなかにはこのようなPDトリガ基板が入っている筈です。
基板も予備に買っておいたのです。

ビルトインするとしたらこの部分でしょう。

なのでPDトリガケーブルはどこでカットしても使える筈です。
とりあえず半分にカットしてみました。

で恐る恐るトリガケーブルをバッテリーに挿してみると・・・

はい、ちゃんと12Vでていますね。
これはPD対応モバイルバッテリーに内蔵されたDCDCコンバーターの出力になります。
電流容量は3Aまでとれるので36W級の魚探まで動かすことができます。
バッテリーの位置とケーブルにストレスが掛からない位置を考慮し防水コネクターの位置を決めます。

15㎜径のホールソーでケースに丸穴をあけます。
すこし小さめに穴を空けるのがミソです。

リーマーですこしづつ広げながらコネクタピッタリに仕上げます。
そしてコネクタを押し込み蓋のチェーンとともにねじ止めします。


そしてPDトリガケーブルを半田付けします。


PDケーブル直結です。
モバイルバッテリーはショートモードになった場合は短絡保護回路が働くでしょうからヒューズは省略しました。
コネクタ端子部分の電圧を確認しました。
ちゃんと繋がっていますね。

ここで依頼者に魚探のケーブルを持ってきてもらいます。
近くで受け取って暫く時間をつぶしてもらっている間にハーネスの半田付けと防水加工を行いました。

Garminストライカープラス7svという機種らしい。
仕様をみると最大6.6Wなので今回の74Whのモバイルバッテリーでも10時間以上行けそうです。
デモモードで電力を測定してみると・・・

6.378W画面明るい設定なのでほぼMAX値ですね。
出来上がったことを伝えて引き取りにきてもらい終了です。
今回使用した防水コネクタは自分のバッテリーでも愛用している七星化学のNJWシリーズです。
12Vのトリガデバイスとトリガケーブル多めに買ってしまったので欲しい方はメルカリ経由などでお譲り致します。


自作されるのが面倒な方は材料費プラス工賃頂ければ同じものを作ってお渡しできますのでオーナーメールかコメントで連絡ください。
Posted by すけさん at 17:41│Comments(0)
│カヤック艤装