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2017年07月27日

父子3代のカーティスクリーク

釣りにはカーティス・クリークという洒落た言い回しがあります。

カーティスは男の子の名前で
カーティス少年がこっそりと釣りに行く川、誰にも教えない大切にしたい秘密の場所という意味です。

自分にもそんな場所が故郷にあります。
父子3代のカーティスクリーク


釣りは鮒に始まり・・・の言葉にあるように、
茨城の片田舎で育った私の釣りの始まりはマブナでした。


家の周りには多くの蓮田がありそれらを繋ぐように水路が整備されています。

小学校にあがる前、自分は親父に連れられ近所の水路に通いました。
水路の一部が土管になっている場所で土管の下流側に網をもって立たされます。

すると親父が水路の向こうから凄い勢いで水面を棒で叩きながら走ってきて魚を土管に追い込みます。

すると大きなマブナが待ち構えていた自分の網に必ず数匹入ります。
このときの興奮は今でも覚えています。

父子3代のカーティスクリーク
獲ってきた鮒は食べる訳でもなく屋外の衣装ケース水槽に入れてずっと眺めていたのを覚えています。
そのうちほとんど猫にもってかれるんですが・・・w


小学校にあがるとやっと親父から釣り竿を与えられます。
一人前扱いしてもらえて嬉しかった記憶があります。

竹竿にシモリウキのしかけで餌はミミズ。
父子3代のカーティスクリーク

初めて釣ったのは春の”のっこみ”のシーズンだったそうです。
大物が釣れて一日中ご近所や家族に自慢していたようで・・・(w
父子3代のカーティスクリーク

この時のブルブル感、高揚感が自分の釣りの原体験になっているんだと思います。


小4くらいまでは親父につれられて色んなものを釣りました。
楽しかったのは雷魚のポカン釣り、カエルを捕まえて親父に渡すとそれで巨大雷魚を釣り上げてくれます。
父子3代のカーティスクリーク
初めてのプレデターとの出会い、ここからルアー釣りが始まります。



小学校も高学年になると鯉のぶっこみ釣りやルアー釣りなどに友達と行くようになり親父と一緒に行くことはなくなりました。



それから年月が過ぎ、自分も結婚し家族ができました。

その頃、自分と親父との関係はあまり良好ではなく実家に帰ってもお互いあまり話もしませんでした。

すると知らぬ間に親父が息子を連れだしてあの水路に行っていたようです。

足を悪くして杖をついてしか歩けないのにあの土管の前で孫に網を持たせて全く同じ事をやってきたらしい・・・

息子が興奮してビニール袋に入ったマブナを見せてくれたときは何故か目頭が熱くなりました。


それから数年後、親父は他界しました。
自分と父親の関係も修復しないままで逝かれてしまいました。


今でも実家に帰る度に息子や甥っ子を連れてその水路へ向かいます。
父子3代のカーティスクリーク



そして小学校に上がったころに息子に同じように竿を持たせます。
昔の自分のように大物を釣らせることもできました。
喜んでいる姿を見ると親父の目を通して自分を見ているような錯覚に陥ります。
親父も間違いなく楽しかったようです。
父子3代のカーティスクリーク



そして親父と同じように色々な釣りを教えています。
父子3代のカーティスクリーク


父子3代のカーティスクリーク。
雷魚のポカン釣りをやった池は埋め立てられてしまいましたが、
鮒釣りのホソはずっと無くならないで欲しいです。


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土管ポイント、一緒に行きたかった・・・




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この記事へのコメント
いい話ですね。朝から感動しちゃいました。
釣りの奥深さを改めて感じました。

「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。一生幸せになりたかったら釣りをおぼえなさい。」

このコトワザがよぎりました。
Posted by へりへり at 2017年07月27日 07:32
なんかじーんと来ちゃいました。
小さい頃釣りに連れてってもらってたこと、バイクの後ろに乗せてもらってたことを久しぶりに思い出しました。
こういう経験を子どもに引き継いでいくのって素敵ですね。
Posted by めい @流山めい @流山 at 2017年07月27日 07:56
朝から泣けちゃった。
最後の一言が全て…ですね。

私も父との関係はいいものではないのですが、ふとした時よぎるんですよね。
知らない間に心の中で追っている…というか。

息子さんも家族ができたらすけさんと同じようにするんじゃないかな。
すけさんの背中を追って。

秘密の水路で親子4代で…。
きっとお父さん、めちゃくちゃ嬉しいね。
Posted by ひなこ (noelhina)ひなこ (noelhina) at 2017年07月27日 08:22
おはようございます。

親子って凄いですね。
おやじって凄いですねw。

自分は訳あっておやじ像が殆ど無いので、
色々と考えさせられました。

引き継いでいく、かぁ~
ホント、素敵なお話です。
Posted by taku-ctaku-c at 2017年07月27日 09:00
最近は釣りから離れてたけどこの記事を読んでたら釣り熱が沸々と湧いてきましたよ。息子には釣りを通して色々教えられたらいいなぁー
Posted by e-jimae-jima at 2017年07月27日 10:28
へりさん、どうもです。

自分もそのことわざ好きです。
釣りは奥深いですね。
鮒に始まり何で終わるのかは自分にも分かりません。
山女なのかはたまたGTなのか・・・(w
Posted by すけさんすけさん at 2017年07月27日 12:23
めいさん、こんにちは。

釣りはいいですよ〜
一子相伝、北斗神拳のように釣りの奥義を伝えていく所存です。
奥義とかもってませんが・・・
Posted by すけさんすけさん at 2017年07月27日 12:31
リバーランドスルーイット。この映画で釣りの美しさに気付きましたが、自身は海、餌釣りにしか興味がないですね。
親子3代ジーンとしました。子供もおらず、父も先月無くしたばかりで思い出もあまりないことが残念です。
すけさんは引き継ぐものがたくさんありそうですね。
今は興味がなくても大人になった時今のように思い出すものですね。
釣り・最後はヘラブナって聞きますが本当ですかね??
Posted by 鬼平 at 2017年07月27日 12:32
ひなこさん

朝からすいません。
しくさんの釣りの系譜の記事みたいに”自分の釣りの始まり”を書こうと思ったら
こうなっちゃいました。

幼少の頃の釣りの思い出は親父の思い出そのものだったようです。
親父さんご存命ならやさしくしてあげてください(w
Posted by すけさんすけさん at 2017年07月27日 12:35
takuさん

こんにちは。
takuさんもカヤック、アウトドア体験などすでに子供さんに伝わってますよ。
良い写真も沢山残してあげられそうだし素敵な親父じゃないですか。
Posted by すけさんすけさん at 2017年07月27日 12:40
e-jimaさん

まさかのe-jimaさんっ!
お子さんが出来て響くものがあったんでしょうか(w
(男の子って判ったんですか?)

そうそう、釣りブログの更新が全く滞ているようですのでこれを機会に再開を希望します。

いつか親父's eyeになって息子さんに自分を重ねる日がくると思いますよ。
チキンズだから名前はチキンズで考えておくねっ!
Posted by すけさんすけさん at 2017年07月27日 12:44
鬼平さん

先月お父様がお亡くなりになったのですか。
ご冥福をお祈り致します。

同じような事をやっているのは贖罪のような・・・よくわかりません。
親に返すことができないから子にその分注いでいます。

父子のシステムはプラマイゼロになれば良いと思ってます。
Posted by すけさんすけさん at 2017年07月27日 12:49
大人になって、
釣りがしたくなるのは、
やっぱり子供の頃の釣った記憶があるかないかが、
とても大きいのかもしれませんね。

釣りから離れる時期があっても、
また何かのタイミングでやりたくなったりして、
親に教わること、子に伝えること、
大事ですね(^^)
Posted by ジュウシンジュウシン at 2017年07月27日 20:12
土管の追い込みやったっす
今は水田の用水路利用しなくなって見なくなりましたね~
自分もどデカイ鯉とか取れて興奮してました
あと思い出したのはハクレンが上る時期はギャンク針でやったりとかw
Posted by mel at 2017年07月27日 20:24
カーティスクリーク
この言葉を知ったのは、フライフィッシング教書という本だったので
渓流のイメージがあったのですが、
これも紛れも無いカーティスクリークですね。

じ〜んとくるエピソードですが、
それを連想させる写真が揃っているのが素晴らしい!
名作記事ですね。

今回、実家から釣り竿を持ってくる時に
父親に「もう渓流なんて行かないよね〜?」と一応確認したのですが
少し寂しそうにしていたのが印象的でした。
道志が簡単に釣れるなら連れて行こうかとも思ったのですが・・・
別の川の方が良さそうですね。
ハヤ釣りができればいいのですが。。。
Posted by しくしく at 2017年07月27日 23:14
ジュウシンさん

子供の頃の原体験が強烈に刷り込まれているようです。
一時ブランクはあってもずっと何かしら釣ってます。
道志川もライフワークにしていきたいです。
Posted by すけさんすけさん at 2017年07月28日 00:00
melさん

おぉ土管仲間発見っ!
思わぬ大物が潜んでいて今でもそういう場所みるとやりたくなります。

レン魚も釣りましたね~
おきて破りのギャング針、

台風直後の逃げた養殖鯉の爆釣

親父からは悪い釣りも教わりました(w
Posted by すけさんすけさん at 2017年07月28日 00:04
しくさん

紛れもなくカーティスクリークです。
実際みるとそんなかっこいい場所ではないですけど(w

親父さん誘って是非デュオフィッシングやってきてくださいよ~
リバーランズスルーイットの世界観じゃないですか。

”鮒に始まり、鮒に終わる”って言葉
この記事書いててハッとしました。

結局親父は最後に孫に鮒を教えていたんです。
自分も最後は孫に鮒を教えて消えていくのかと思うとそういう解釈もありですよね。
Posted by すけさんすけさん at 2017年07月28日 00:14
おはようございます。

土管追い込みやりました。
超絶に面白かった。
とった鮒を家の池に入れたら鯉が病気になって父親に殴られたのを思い出しました。(笑)

父子の関係っていろいろですが少なからず自分という人間の形成に一番影響を与える人物ではないでしょうか。
私も父の嫌だった部分を立派に引き継いでいる事を最近よく認識します。(笑)

なーんかたまには田舎に帰ってみようかと思いました。
Posted by dandandandan at 2017年07月28日 06:35
dandanさん

土管の中には大物が潜んでますよね(w
分かってくれる人が2人もいて良かったです。

顏が老けていくにつれて親父に似てくるもの複雑・ホラーな気分になります。
Posted by すけさんすけさん at 2017年07月28日 12:44
やばいよ!

すけさん、グッと来ちゃったよ〜マジで。

わかってはいても、やっぱり父親とって中々上手くいかないだよね〜。^^;

これ、小説にして下さい!!
Posted by ひでらんひでらん at 2017年08月04日 12:14
ひでさん

親父からもらった愛情はすべてスルーパスで子供に渡せばいいんじゃないですかね〜

親父も見返りなんて期待してないし、自分も大人になったら息子とうまくいかないかもしれないし(w 父子ってそんな気がする。

小説ですか?

タイトルは

「川は流れる、その中を通って」

にします。
Posted by すけさんすけさん at 2017年08月04日 12:59
 
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