黒檀の加工チャレンジ ペティナイフの鞘つくり

すけさん

2023年12月17日 17:55

長年使っていた家の果物ナイフ、薄く研ぎすぎたのか刃が欠けてしまった。
片刃だったので左利きの息子には使い辛かったようで不評だった。

なのでこの際長く使えるペティナイフを新調した。
今まで刃渡り15㎝くらいだったのだが、そんなに長さは要らないしどうせならコンパクトで可愛いヤツが欲しい。

で選んだのがこちら


魚捌き用の出刃包丁でお世話になっている堺孝之の一品

個人的には鋼が良いのだが家族で使うので手入れが楽なステンレスV金10号のものにした。
刃渡りは8㎝で果物ナイフとしては十分機能する。

自分は今まで研ぎなれた片刃の包丁しかもっていないのだが、左利きの息子の為に初めて両刃のナイフを買った。
買ったままの状態でもかなり切れ味は良く、小型の魚を捌くのにも使えそうだ。

とても気に入ったのでアウトドアにも持ち出したいのだが、ちゃんとした鞘はなくビニール製のものがついてきた。


ちょっとこれだと萎えるw

なので鞘を自作することにした。
長く使う事を想定し選んだ木材は硬度最強レベルの黒檀にした。
黒檀はフライタイイング用のツールスタンドを自作した経験があるので判るがかなり厄介だ。

でも高々8㎝の刃を覆うくらいのものなので気軽にチャレンジしてみた。

先ずは材料の調達

5㎜x30㎜x600㎜くらいの黒檀の板を購入し10㎝を2枚切り出した。


ナイフを当てて型をマーキングして・・・


刃の部分をひたすら彫刻刀で掘る、掘る、掘る・・・w


現物を挟みながら深さを調節して軽くホールドされるくらいの深さで止める。

そして強力な木工用ゴリラボンドで貼り合わせて、刃の位置をよけるように印を入れる。


大まかな形はノコギリで落としあとはナイフと紙やすりで徐々に整形していく。


この過程は好きなので毎日ちょこちょこ少しづつ削っていった。

そして刃の向きが分かりやすいように背の部分は直角に、刃の部分は流線形に仕上げた。



もっと目の細かい紙やすりで油を付けながら磨くともっと滑らかになりそう。
ちょっとずつ育てていこうかと思う。

黒檀は硬くて大変だけど満足度はとても高いw




















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