愛用しているストーブOptimus8Rハンターの調子が悪くなりメンテナンスしたので書いておきます。
予兆は道志の森の紅葉キャンプのときからあって火力の明らかな低下がみられました。
で翌週のグルキャンで完全に止まってしまった・・・
グルキャンだったのでバーナーが使えなくても困りませんでしたがソロキャンだったら大問題です。
以前同様の症状が出たときには噴射ノズルとニードルを交換すればすぐに復活できたので・・・
簡単に交換できるので予備パーツに交換してみます。
・・・が、赤火になり出力も上がらない・・・
何かこう・・・圧が掛からない感じ
ググってみると燃料を吸い上げるウィッグも火力低下の原因になるとのこと。
そういえば全然交換したことなかったので消耗品全とっかえコースに着手しました。
ウィック、グラファイトパッキン、メタルリング合計 2860円也
火力調整のねじを外すとボロボロになったグラファイトパッキンごと外れます。
グラファイトパッキンは毎回潰して使うのでこうなります。
グラファイトのカスを綺麗に掃除して新しいパッキンとメタルリングを装着し再び締め込みます。
続いてウィックの交換です。
タンクに固着したパイプの根本をバーナーで炙り10㎜のコンビネーションレンチで緩めます。
パイプを外すとウィックが付いていません・・・あれ??
どうやら外れてタンク内に落ちてしまったようです。
タンクからウィックを取り出すと黒く炭化している部分もないしまだ使えそうですがせっかくなので交換しておきましょう。
ナチュラム修理ブログを後から読むと火力低下の原因はウィックが単に外れていただけだったようです。
ウィック交換byナチュラム
外れたウィックだけねじ込んでやれば良かったのかもしれませんね・・・
すべて組付けて・・・
アルコールでプレヒートしてユニット単体で火入れしてみるとこんな感じ。
しっかりした火力と軽快なブルブル音が復活しました。
この音がうるさいという人向けにサイレントバーナーキャップが別売りされています。
が8Rはこの音がいいんです。
もののけの気配がたっぷりの寂しい野営でこの音がどれだけ心強かったことか。
ストームブレーカーなど魅力的なバーナーを手に入れてもひとつ持っていくとしたらやはり8Rしかありません。
これは
さすらいの野宿ライダーになる本をバイブルとしていた80年代のみつばち族に共通する習性でしょう、なにせ寺崎御大が本の中で紹介していましたから。
このバーナーはポンピングもないしシンプルな構造でメンテしながら部品交換して使えば孫の代まで使えるでしょう。
雑にアルコールをぶっかけてプレヒートしていたらケースの底が傷んでしまった・・・
塗装の剥離を止める良い方法しっていたら教えてください。
この青いケースとブラスが最高にカッコいいと思います。