今日はツーリングキャンプ用ペグ&ハンマーセットを作った話です。
バイクツーリングキャンプ用に
チタンペグを導入しかなり軽量化に貢献しました。
すると今度はペグハンマーの重量が気になり始めます。
なんと655g!なかなかヘビー級でしたね。
テント購入当時は
・スノーピークのテントを買う⇒
・付属のペグ使わずソリステ買う⇒
・ソリステ打つならスノピのペグハンマーProを買う
という暗黙の流れがあり高価な銅仕様のPro.Cを凝視しながらPro.Sで手を打ちました。
でも冷静に考えるとペグ抜きはペグとか他で代用できるからハンマー何でもよかったんだよなぁ。
という訳でハンマー軽量化のためバイク整備用の手持ちの工具からペグハンマーを仕立てることにしました。
手持ちのハンマーはこちら
このハンマーの素晴らしいところはショックレスすなわち無反動なところです。
ハンマーで何かを叩くとその反動がバィ~ンと手に伝わり何度も繰り返しているとつらくなってきます。
ショックレスハンマー=無反動ハンマーの構造はこうなっています。
昔足繫く通っていたファクトリーギアさんのHPより借用
ハンマーの中に円盤上の金属プレートが複数入っていてハンマーヘッドが対象物に当たって跳ね返る力をこのプレート群に当てて吸収するしくみです。一度これを味わうと普通のハンマーには戻れなくなります。
私はこれが凄く気に入ってしまいバイク整備用とレザークラフト用の2本持っていました。
最近レザークラフトやっていないのでこちらをキャンプペグ用に転用することにします。
打撃面積が小さくて硬いペグを打つにはプラスチック樹脂だと心もとないです。
いずれ変形してしまうのでこれを金属製の替ヘッドに交換することに致します。
まずはプラスチック部分を取り外します。
さらっと一行で書きましたがガッチリ圧入されていたのでドリルで肉を取りスカスカにしてから力業で取り外すという大変な作業でした。
結果こうなります。
次に替えヘッドを用意します(いつか変えようと思って購入したまま放置していた)。
替えパーツを圧入するにも万力があれば楽ですが今ウチにはありません。
しょうがないので金属の塊の上にハンマーを置き、同じPBショックレスハンマーでガンガンぶっ叩きながら圧入しました。
するとヘッドが金属になって重くなった分バランスが悪くなります。
もう少し短くても良いのでヒッコリー材の柄の部分を鋸でカットしました。
カットした断面は面取りしておきましょう。
すると重量は420gになりました。スノピの655gに比べると235g軽量化できます。
420gってのもそこそこ重いんじゃない?
っと思われた方ごもっともです。
あの高級品スノピのPro.Cの銅ヘッドはペグを打ったときの衝撃を銅を変形させることで吸収しています。
素材の力でショックレス・無反動に近づけているわけです。
しかも銅は消耗品でいずれ新品交換が必要です。
PBのショックレスハンマーは恐らくそれ以上のショックレス効果を200g軽量化しつつ実現できていると考えるとかなりコスパは良いでしょう。
私が買った頃(10年以上前)はプラスチックバージョンしか見なかった気がしますが最近は金属ヘッド付がそのまま購入できます。
スノピの銅ヘッドはこちら。
使い込んでいくとヘッドが潰れていきベテランキャンパーのオーラの源泉になってくれます。
格好いいんですがヘッドが消耗品ってところが自分的には嫌なんですよね、消耗品にはドケチなものですから。
短く切り詰めたハンマーはオレゴニアンキャンパーのペグケースにもジャストで収まります。
というか収まるように切りました(w
ペグとハンマー合わせて1.1㎏なら従来にくらべて大分軽くなりました。
今チタンペグは24㎝、25㎝が3本で999円はAmazonから消えてしまいました。
次は30㎝が一本333円で買えないかアンテナを張っておくことにします。
どなたか見かけたらコメント欄で教えてください。
今日はカヤックフィッシングのために朝5時に三浦半島の浜に行ったのですが、低気圧のうねりの波が大きくて出さずに撤収してきました。
おかげで朝から時間ができたのでハンマーの一仕事ができました。