プロペル10 実用化艤装

すけさん

2018年11月21日 01:46

マンタレイスレイヤープロペル10 それはスワンボートのように足でペダルを漕ぐカヤック・・・


そもそもカヤックの定義を調べてみました。

カヌーとは本来は「ブレード(水をかくパドルの水かきのような部分)を使って水をかき前進する船の総称」のことです。
そして、カヤックはその中の一種で、パドルの両側にブレードがついているものを指します。


出艇時、着艇時だけダブルブレードのパドルを使うので辛うじてカヤックと呼んでも良いでしょうか・・・

今日は拙い本ブログの中でも最近検索ワードNo1になっているプロペル10についての艤装情報を書いていきます。
購入を検討されている方、購入されたばかりの方のお役に立てれば幸いです。


購入後、2度ほど実釣してきて不便に思った部分を改善しました。
エレキ化についてもプロトタイプを作ったので興味のある方は是非ご覧ください。
【魚探の実装】
初めに手をつけたのは魚探のマウントのしかたです。
Garminの幅広タイプを使っていますがトランスデューサアームにそのまま取り付けるとペダルを漕ぐ足と干渉します。
この時は斜めにして取り付けたので見辛かったです。



そこで手っ取り早くオフセットさせる為にスコッティのボールマウントのアームを買ってきました。
デフォルトの位置はこれです


それに対してボールマウントでオフセットさせるとこうなります。

オフセットされましたがジョイント部分の分高さが高くなりそしてジョイント部が増えた分グラつきます。
これはちょっとNG・・・

ジョイント部を減らすためボールマウント部分を分解します。


そしてGarminのマウント部の直結を試みます。
Garminのマウントは米国なのになぜかメトリックが使われておりM6のネジです。
ボールマウントのインチネジをM6のボルトに交換すればボール直付け可能です。


これでも良いのですがGarminマウントも2軸で調整できるのでわざわざボールマウントにするメリットもないなぁ・・・

って事で最終的にはパドルホルダーを作ったときに余ったポリカーボネートボードを再利用することにしました。


5㎜厚のポリカ板は艤装にかなり使えます。
Pカッターでカットしてドリルで穴を開けてオフセット用の板に仕立てます。


そこに必要最小限のマウントギアをネジ止めすればこんな感じになります。


強度も高さもバッチリ、っていうか何故初めにコレを思いつかなかったのか・・・
無駄にボールマウント買っちまった俺はアホだ・・・


実用上の強度もバッチリでした。


えぇ続きまして
【魚探用バッテリー】
プロペル10の場合はフロントにあるハッチ内にマウントするのが良いでしょう。
以前自作したペリカンボックスバッテリーケースをフロントハッチ内に固定します。
下に滑り止めのシートを敷いてスカッパホールの柱の部分にポリプロピレンテープを通してギュッと固定すると良いでしょう。
沈してドカンとハッチの蓋を押しひらいたりしないように・・・


電源ボックスにヘディングセンサーも接続してNMEA情報(方位情報)をGarmin魚探にパススルーさせてます。
そのヘディングセンサーはハッチの上にベルクロテープを使って着脱可能にしました。



これでケーブルが艇の上にごちゃごちゃするのが防げました。
唯一Garmin魚探本体への電源コードをどこを通すか迷いました。

防水コネクタを艇に穴を開けてつけたらスマートかと思いましたが・・・
ペダリングの邪魔になりそうなので却下、ライトアングルの良いパーツが見つかったら対応しようと思います。


結局はハッチの蓋に一部切り込みを入れてそこから一本引き出す仕様にしました。
ここは自分の美学に反する部分なので後程要改善テーマですね。。。

振動子からのケーブルは円くコンパクトにまとめて魚探マウントに固定します。
魚探システムは非常にすっきりとしました。
プロ2タンデムのときはケーブルもバッテリーも艇の上にあったので雲泥の差です。

【アンカートローリーシステム】
アンカーをバウ側に移動させるアンカーシステムもプロ2タンデムから移植しました。
プロペル10の良いところはハンドルに鉄芯が通っていて非常にがっちりしているところですが、その芯があるゆえに中サイズのカラビナが通りません。
そこでハンドル部分にステンレスのシャックルを付けました。


そこにカラビナを通して滑車つきのトローリーシステムを取り付けます。


普通にハンドルを通せばいいかと思いましたが滑車を滑る感じがとても好きなのです。
やっぱこれでしょ。


そして最後の極め付けは・・・
【エレキモーターマウント】
エレキモーターはミンコタのエンデューラの小出力ものを持っていました。
もともとはフローターに取り付けてアメンボのように水面を移動していたのです。

一旦エレキを分解してシャフトをプロペルドライブと同じ長さに切り詰めました。

パイプカッターで何とか切れます。


元々ついていた角度調整機構付きのマウントは使えないと思って取り外してしまいましたが、何とプロペルの穴にシンデレラフィットすることが判りました。アメリカではエレキマウントも想定してつくってるんですかねぇ。



プロペルの穴にマウントするために木材を買ってきて加工します。

蓋の内径にジャストフィットするように切り出して・・・


蓋の下につければズレ防止になります。


蓋は強度を上げる為2枚重ねにして接着&ネジで固定します。



これでプロペル穴にボットントイレの蓋のように蓋をしてそこにエレキをマウントできそうです。

一回試運転して良さそうだったら耐水塗料を塗りたいと思います。


このカヤックは全長が10フィートなので動力化しても船検査対象外になります。
うちの息子でも湖上で自由に無免許で乗り回すことが可能です。

海では使わないけどワカサギマシーンとして湖上でデビューさせてみたいと思います。

そのうち海用に2馬力くらいの2ストエンジン積むようになってるかもしれません・・・
もはやカヤッカーではないですな・・・

【小物収納】
最後に小物入れとしてこのくらいのボックスを用意すると椅子の下に引き出しのようにすっぽりと収まります。
黒い爪と干渉しそうなリブはバキバキと折ってしまいました。

プロペル10の収納方法としてはこれがベストなんじゃないかと思います。


他にも良い艤装ネタがあったら都度都度アップしていきます。



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