カヤックのマルチカメラ化 眠らせているビデオカメラありませんか?

すけさん

2021年02月28日 16:03

2年前にカヤックにGoProをつけ始めました。



この自分の左斜め後方、肩越しのアングルはその日の釣りの様子がまるわかりで釣行後に見直すと色々なことに気づけます。

例えばどんなアクションをしていてどういうタイミングで喰ってきたかなど釣行時には無意識にやっていることが後で客観的に見れるので色々な気づきが得られます。

また、シーバスに鰓洗いでジグを外されて呆然としているマヌケ顔が撮れていたりすると悔しさがぶり返したりしています。(笑




そういう訳で釣行後にGoProの映像を編集しながら見返すのも釣りの楽しみの一つになっているのでGoPro取り付けて本当に良かったと思います。
欲を言えば色々なアングルから同時に撮れたらもっと面白いだろうと思っていたところ・・・


家に眠っているムービーがあるじゃありませんか!

これは子供の成長記録用のハンディカムです。

久しぶりに電源を入れてみると最後に記録した映像が2019年3月の息子の中学校の卒業式でした。
それ以降丸2年全く使われずに眠っていました。
子供らが高校生以上になると学校行事を撮りに行くこともなくなりますしね。

このカメラはキャンプなどアウトドアでの使用を想定して買いました。水中撮影できるくらいの防水機能(IPX8)があります。
購入当時、カヤックに取り付けて使う事は全く想定していませんでしたが防水カメラ買っといてよかったです。


GoProはボディが小さく内蔵バッテリーはあっという間になくなるので外部給電が必須になります。
給電するバッテリーとの組み合わせはこんな感じでけっこう嵩張ります。
トータルの容積と重量ではハンディカムと同等かそれ以上かもしれません。


そう考えるとこのクラスのハンディカムのバッテリー容量はカヤックフィッシングの長時間撮影にベストマッチなのかもしれません。
このハンディカム単体で4時間連続撮影できますので。


という事でこの防水ハンディカムを第二のカメラとしてカヤックにマウントする事を検討することにしました。
眠らせているよりも使い倒してあげるほうが良いですからね。

まずこのハンディカムをカヤックの艤装のベースになるスコッティ社のマウントシリーズに対応させる必要があります。


GoProの場合はこのようなマウントアダプターを購入しています。

これで3500円くらいするので結構お高いです。
勢いで買ってしまいましたがよく見れば自作で何とかできそうでしたね。

最終的に1番下のパーツにカメラを固定することが出来ればスコッティの艤装アダプターにカチャっと嵌め込むことができるわけです。


今回このハンディカムを取り付けるために最低限購入したのはスコッティのこのパーツです。

これだと一個750円くらいです。まさにカメラアダプタの一番下のパーツにと同等品です。

これに中華製のGoProのなんでもマウントキットのようなパーツをナイフで削りながら強力エポキシ剤で固定したものがこちらです。


接着剤はこのブログではおなじみのこちらです。溶接並み!


するとこのようになります。

これを今までのGoPro代わりに長いアームにつけてみたら・・・


あれ、GoProセットよりもすっきりスマートに収まりますね。

もしかしてGoPro買わなくても良かったかも疑惑が浮かびました。
このハンディカムはF1.8の明るいレンズですが広角側の画角が40㎜(35㎜換算)でした。
これだと圧倒的に画角が狭いのでやはりGoPro必要です(という事にします)。
そう考えるともう少し大きくてもいいから5時間連続撮影できて24㎜くらいの広角レンズの防水アクションカメラがあれば欲しいですね。


ではこれをカヤックのフロント側に取り付ける検討をします。
緑丸で囲ったところがスコッティアダプタを好きな位置にとりつけられるレールになっています。


そのレールにこのスコッティマウントアダプタを固定するのです。


上記レールアダプタに直接挿しこんだのがこちらです。

ステーが短いので安定性は高そうです。しかしこの位置だと手前に魚探やペダルがくるので少し持ち上げたくなります。



そこでこちらの登場です。ボールマウントのエクステンドステーです。

これは魚探をオフセットさせるために買ったのですがグラグラ不安定になるのでポリカ版で対応することになりそのまま遊ばせていました。



これを活用するとこんな風に自在にカメラを配置することが出来ます。
メルカリで売らなくてよかった・・・



という訳で眠らせていたカメラを使ってカヤックのマルチカメラ化を実現しました。
これでこれからもっと面白い映像が撮れるようになるかもしれません。

今年は他にも安い中華GoProもどきを使って水中映像にもチャレンジしたいと思っています。
この趣味は楽しみが派生的に広がってしまい大変ですw


番外編:
【スコッティマウントがカチッとロックしない場合の注意点】
カヤックフィッシングでスコッティ社の艤装を使っている人にお知らせします。
マウントに差し込んでカチッとロックしないことがあります。
今回マウントアダプタにカメラセットを入れる際に気づいたのですがマウントアダプタはどうやら2種類の仕様があるようです。

それは取り付け部の溝の部分です。

この溝の長さが深いものと浅いものがありました。

ノギスで計ってみると・・・


深いほうが10.45㎜


浅いほうが8.10㎜


だから何だという話ですが結構重要です。

自作したこの部品をアダプタに挿したときにカチっと音がしてロックするほうとしないほうがありました。
凸部が10㎜くらいあるので浅溝の深さよりも長いですね。



当然溝が浅いほうに挿したときにすこし浮いてしまう状態になりました。


下まで入りきらないとロックしない構造なので浮いてしまうのは問題です。
カヤックが沈したときにはカメラがマウントから外れてしまうことになりますので。

そこでライターで凸部を炙って柔らかくなったらカッターで削ぎ取って凸部を短くしてみると・・・


ばっちり下まで入り込みカチっとロックするようになりました。


スコッティの溝の深さの違いは意図的な仕様なのか?(例えばすぐに外したいケース?)
スコッティのマウントに差し込んでもロックできないときはこのケースが考えられるのでその場合は凸部を削ってみてください。

以上ニッチな情報でした。

因みに私はこの原因に気づかずにはじめは底がドンついているのかと思い底を削ってしまいました。


一工夫入れればちゃんとロックできますので確認してみてください。

ではでは




あなたにおススメの記事
関連記事