JMO 1.2馬力エンジン プチカスタム

すけさん

2020年12月28日 15:34

ナチュログ年末恒例企画2020年ベストアイテム・オブザイヤーにJMOのエンジンを投稿したのですが・・・

なんとフィッシング部門で選出して頂きました。


今年は上期の企画でもこちらを選んで頂いたので連続受賞です。


どちらもナチュログで取り扱っていないニッチなグッズにも関わらず選んで頂けました。
運営の審査員の方の中に同じツボをもっている方がいるんでしょうか・・・ありがたいことです。

そんなナチュラムが・・・

だ~い好き!
古っ・・・

と、多少忖度をいれたところで本日の本題です。

受賞記事の中でも触れていますがJMOを一年使ってきたなかで問題に感じた部分を改良したので記事にしておきます。
予備プラグとプラグレンチ必携ということは以前書きましたので今回はハンドルについているキルスイッチの移設についてです。

キルスイッチとは掛かっているエンジンを止めたいときにエンジンを殺す(Kill)スイッチです。
仕組みはイグニッションコイルで生成される高圧電圧をスパークプラグに供給せずにそのままGNDにバイパスすることでプラグからの火花を止めるものです。
なので普段はスイッチはOFF(開放)状態でエンジンを止めたいときだけON(接続)してGNDと導通させます。


キルスイッチはハンドルの先端にあるので沖でエンジンを上に持ち上げるときに間違って海中に浸してしまうことが良くありました。
下の写真の黄色い棒の先端の位置ですので・・・


一度気づかないまま長時間海水に浸してしまったところスイッチがONになりっぱなしになってしまいエンジンが二度と掛からなくて焦りました。
スイッチが壊れたことが分れば配線を切ってしまえば良かったのですが洋上ではそこまで考えが及ばず帰ってから気づきました。
スイッチ内に海水が入るとスパークプラグのギャップよりも抵抗値が低いので高電圧はこっちを通ってしまうのでしょう。

しょっちゅう海中に浸していたのでスイッチの信頼性も怪しくなってきたのでスイッチを防水型のものに変更して設置場所を変えることにしました。


スイッチがないならレバーの部分はもっとシンプルにできるのでこの際すっきりさせてしまいましょう。


レバーも水中に浸してもメンテしやすいようにシンプルに自転車のブレーキに変えました。
このほうがスロットルワイヤーへの注油が楽ですので。

レバーの角度もカヤックで操作しやすいように調整できるのが良いですね。

そしてイグニッションコイルからの配線は防水型のギボシ化しました。


そしてスイッチは防水型ですがさらに海中に浸らない上のほうに移設します。


全体的にはこんな位置関係になります。


これで釣りから帰った後もメンテしやすくなるので今後長く使えるようになるでしょう。
キャブレターやエアフィルタも仕組みが分かったのでJMOエンジンに親しみが湧いてきました。


※JMOユーザの方へ
沖でキルスイッチが壊れた疑いがある場合は緊急対応的にはカットしてしまってOKです。
(その際、切った断面から放電しないようにケアが必要)
エンジンを止めたい場合はキャブレター部分のチョークを閉じれば空気が入らなくなってすぐに停止しますので。

















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