コウイカは別名スミイカと言われていてアオリイカなど他のイカに比べて墨の量が多いようです。
キッチンでコウイカを捌く際に気をつけないと墨袋が破けてキッチンが真っ黒になります。
実際一匹目は墨袋が破けてしまいイカ墨は流出しまな板もシンクも真っ黒けっけになりました。
そして2匹目(大きいほう)は慎重に捌き墨袋を丁寧に取り分けることに成功しました。
捌くシーンはちょっとグロいので自粛しますがコウイカにはこんな硬い甲羅のような骨が入っています。
これを丸ごと食った魚はどうするのだろうか?と心配になるレベルで大きくて硬いです。
イカの身の部分はエンペラと分離して3%食塩水に5分くらい漬けたら取り出して良く水分をふき取りピチットシートでくるんで一夜干しを作ります。
ピチットシート値段は高いのですが水分と一緒に臭みも吸い取ってくれるので対象物から臭みを除去しかつ旨味がギュッと凝縮された状態にしてくれます。高いだけの仕事はしますぜ。
20時間くらいくるんでおくと一夜干し程度の干物状態が出来上がります。
そうしたら去年導入した真空パックんプレミアムで一枚一枚真空パックにしておきます。
うちの奥さんはこの状態(スーパーで売ってる状態)にしておくと勝手に料理もしてくれます。
なので真空パックんは重要です(w
このピチットシートから真空パックんのプロセスはアジやサバ、サワラなどの切り身にも有効なのでお試しあれ。
おっと、脱線しました。
身はいい感じに真空パックにしてしまったのでイカ墨パスタにはゲソを使うことにしました。
デカイカのゲソ2匹分なのでこれだけでも十分量がありますので。
材料は玉ねぎ、ニンニク、白ワイン、鷹の爪、チキンコンソメ、パルミジャーノレッジーノ、トマトなど適当にレシピを見て作りました。
ニンニクと鷹の爪の香りが移ったオリーブオイルで玉ねぎとゲソを炒めます。
真ん中あたりにでっかいカラストンビ(イカの口周り)が転がっていますがこれも珍味で美味しいのです。
そしていよいよ新鮮なイカ墨を投入します。
一気に真っ黒!
茹で上がったパスタと絡めてパルミジャーノを振りかければ出来上がり。
イカ墨に関してはカヤックの上で顔にかけられたときに口にしましたがしょっぱさしか感じられなかったのですが墨袋の原液はとてつもなく旨味が感じられました。
家でこんなに旨いイカ墨パスタが作れたことが新鮮な驚きでした。
家族にも大好評でリピートオーダー入りました。
よってこのコウイカを【一番旨い釣り魚】とさせて頂きます。
もうちょっとするとアオリイカもタコ釣れ始めるので順位は入れ替わるかもしれませんが今のところ暫定一位。
スミイカの墨は凍らせておいても風味や味が落ちないそうなので今後は冷凍キープしておこうと思います。
あとはこの企画とカテゴリが無くならないことを・・・祈る!
あなたにおススメの記事