去年10月に足漕ぎカヤック
スレイヤープロペル10を購入してから約1年が経ちました。
この3連休は海況が良くないのでカヤックのメンテナンスとバージョンアップをすることにします。
メンテナンスネタとしてはプロペルドライブのオーバーホールです。
今のところ特に調子が悪いところはありませんが購入店のサウスウインドさんに持っていきオーバーホールをお願いしました。
サウスウインドで購入したのであれば分解清掃、ベアリング交換(必要ならば)、グリスアップなど含め無償で実施してもらえます。
そしてプロペルドライブのペダルもマウンテンバイク用のペダルに交換しました。
オリジナルのプロペルドライブのペダルはベアリングが入っていない無難なタイプです。
べダル周りは自転車のパーツと規格が同じなので市販のMTB用のものがそのまま使えます。
気分を変えて赤いアルミ製のペダルに交換しました。
スパイクもついているので滑って足が外れることはありません。
何より前のものよりも格段にカッコよくなりました。(←こういうの大事)
そしてプロペルドライブをサウスウインドに持って行った際に
ステアリングコンバージョンキットとカヤック用洗浄&ワックスを買ってきました。
3Mのクリーン&ワックスはカヤックの表面の汚れを落としそのままワックスにもなるという優れものです。
カヤックをカートップに積む際にノンスリップパッドを使っているのですがそのパッドの劣化したゴムがカヤックに付着します。
この黒いゴムカスもこのワックスを使って軽くこすると綺麗に落ちました。
激落ちくんで擦るよりも大分楽に落とせます。 そのまま表面にワックスがのるので効率的です。
ステアリングコンバージョンキットというのはラダーを動かすステンレス製ワイヤーをHMPEという超高強度の化繊のロープに交換するものです。
プロペル10は長さが短いので直進性が悪く常にハンドルを動かしてラダーを操作しています。
ハンドルレバーの下にはプーリーが入っていてステンレスワイヤーを左右に引く構造です。
水中のラダーを動かす力が赤い矢印の先端ポイントに集中します。
しかもこの部分はステンレスワイヤーを金属パーツでイモネジでがっちり固定しているのです。
塩水がかかりつつ繰り返し応力を与えられ続けるのですからステンレスワイヤではいずれ破断します。
常にラダーをちょこちょこ動かすプロペル10は他のモデルと比べると早めに破断するそうです。
コンバージョンキットのこの部分はどうなっているかというと・・・
HMPEの固定は中央のネジに時計回りに2回巻き付けてネジ止めします。
左右にハンドルを切って一番力のかかる部分は樹脂製の穴にかかるだけなので攻撃性は低そうです。
ワイヤの耐久性は格段にあがるのではないでしょうか。
早速交換したので手順を書いておきます。
①ネジを外してラダーを取り外し円盤状のプレートを取り外します。
②ハンドルと繋がっているステンレス製のワイヤーをカットする。
③ハンドル側のネジを外してハンドルアセンブリを取り外しワイヤを抜き取る。
④コンバージョンキットに付属しているHMPE用のプーリーに交換する。
これが噂の新ワイヤーHMPE 超ぶっとくて耐摩耗性、耐久性のあるPEラインみたいなものです。
⑤新プーリーに取り付けて元の管を通します。
管を通すには付属のメタルワイヤーを先に通してHMPEをそれに接続して引っ張ればスムーズにできます。
⑥コンバージョンキットの新ラダー取り付け円盤にHMPEを通す。
⑦ラダーを取り付け真っすぐの位置とハンドルの位置を合わせてしっかりネジで固定する。
なんとかうまく出来ました。
作業時間は30分くらいでしょう。
ラダーの操作もスムーズでステンレスワイヤーよりも音が静かになりました。
そしてサウスウインドさんで取り寄せ中というBoondoxのロングラダーも注文してきました。
海外のサイトで見つけて
”サウスウインドさんで取り扱わないのですか?”と聞いたところ・・・
”年内には注文したものが入荷する予定です”との事。
偶然にもサウスウインドさんの取り寄せタイミングとシンクロしました。
因みに純正のロングラダーも米国では発売された(?)ようでそのうち日本にも入るそうですがアルミ製のBoondoxのほうをお願いしました。
オレンジ色でカッコいいし・・・(←こういうの大事)
海外の外人のレビューをみてると
オーマイガー!もうこれ無しの状態には戻れないぜ!
ワーォ、直進性が良くなっているぜ!
的な事が書いてあって凄く試してみたかったのです。
一年経ってより良い方向にカスタマイズして行きたいと思います。
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