雨の茂木MotoGP いよいよ完結編です。
フリー走行編の続きです
土曜の朝は目覚ましをセットしなくてもサーキットの爆音で目覚めます。
(8:15分からアジアタレントカップの予選)
朝食はコンビニのパンとコーヒー
9:55からMotoGPクラスのフリー走行が始まるのでゆっくり会場に向かいます。
見る場所は茂木の最長ストレートライン
ダウンヒルストレートです。
最高速度が300km以上、目の前を一瞬で颯のように通り過ぎます。
濡れた路面で水しぶきを上げながら300㎞からフルブレーキングし90度コーナーに突っこんでいく姿はバイクに乗らない人が見ても怖いと思います。自分の技量を信じて突っこんでいく姿は理屈抜きに
漢を感じます。
ロッシはFP4で転倒してしまいましたが幸い怪我もなく復活。
でも何か嫌~な予感がしたのは確かです。
自分はこの場所でかなり流し撮りの練習してました
午後の予選は
乾き始めた路面状況を見てロッシとマルケスはスリックタイヤで挑みましたが結果はイマイチ。
何とポールポジションを獲ったのは昨日サインを貰った
ザルコ!
本当にバク宙見れちゃうかもしれませんね~
この日は予選が終わってすぐにバイクで雨のなか温泉施設に向かいます。
四季彩館だったかな・・・
MotoGP特需で激混みで洗い場待ち10人くらい並びました(w
素っ裸のおっさんが無言で並んでいるというシュールな図は初めての経験です。
帰りにコンビニによって晩飯と酒を買って戻ります。
昨日よりテントは増えてますね・・・
昨日と同じ鍋焼きうどん、どんだけ好きなんでしょうか?
そしてデザートも忘れずに
サツマイモシュー美味しいです。
この日もスマホでMotoGP関連情報をチェックしつつ酒を飲んですぐに熟睡です。
そしていよいよ最終日、決勝の朝です、相変わらずの雨です。
8時までにテントを撤収することになっているので雨の中ゴミ袋撤収です。
周りもあっという間に撤収して8時前にはかなり撤収済の状態になっていました。
流石バイクツーリングキャンパーは手練れが多いですね。
バイクに荷物をパッキングして会場に向かいます。
指定席のロッシ応援席に向かいます。
席につくと周りは中国語が飛び交っています。
スズキのワークスカラーのユニフォームらしきものを着た中国人グループのようです。
なぜロッシ応援席なのにスズキのユニフォームかと不思議に思っていたのですがどうもモビスターヤマハのユニフォームをパクリ損ねたようです。ブルーの色が明るいのでスズキにしか見えませんでした(w
モビスターヤマハ
エクスタースズキ
それは、ま、ともかく、Moto2のレースを観戦します。
来年からMotoGP昇格の中上、ポールポジションからホールショットでずっとトップを独走していたのですが・・・
終盤マルケス弟に90度コーナーでオーバーテイクされてから・・・
どんどん順位を落として結局6位までズルズルと落ちていくというテンションが下がる内容でした。
ここは意地でも表彰台に上がらないとダメでしょ~
やれることはやって満足しているとか言ってちゃダメだって中上くん。
そしていよいよお待ちかねの
MotoGP決勝がスタートします。
雨が激しくなってきています。
序盤はロレンソとペトルッチが良いペースで進みリアにエクストラソフトのタイヤを履いていた雨男ペトルッチがトップを独走する展開。
このまま優勝してしまうのではと思っていたら
おぉ~ロッシがこけた~
ロッシ応援席はもちろん会場から悲鳴があがりました・・・
去年に続きロッシ早々とリタイアです。
webから借用
webから借用
webから借用
もうテンションダダ下がりです・・・
中国人グループはロッシが消えた時点で席を立ち始める人が多かったです。
それはないでしょ~と思いましたが人夫々ですからしょうがない。
トップ集団はペトルッチ、マルケスそして何とドヴィツィオーゾもマルケスにぴったりとついています。
まさに
振り向けばドヴィチオーゾ!
webから借用
そして12ラップ目に均衡が崩れます。
マルケスがペトルッチを捕えます、それに続いてドヴィツィオーゾもペトルッチを抜いてマルケスにピタリと付けます。
webから借用
今年の年間タイトル争いをしている1位、2位の二人です。
俄然面白くなってきました。
ドヴィツィオーゾとしては茂木では絶対マルケスより前にゴールしてポイントを詰めなければなりません。
正に
絶対に負けられない試合なのです。
そこからこの二人の豪雨のなかのドッグファイトは近年稀にみる面白さでした。
コーナー毎に順位が入れ替わるような展開で目が会場のスクリーンから離せません。
(目の前の90度コーナーを疾走しているライダーの皆さん見れずにすいません)。
ロッシ応援団の大半はドヴィツィオーゾの応援団になっているところも面白かったです。
因縁のマルケスは応援したくないですからねぇ~(w
残り6ラップを切ったところでドヴィツィオーゾが5コーナーで一瞬の隙を突いてマルケスをかわすなど激しいつばぜり合いを繰り広げます。
マルケスのリードで迎えたラストラップ、マルケスがリアを滑らせバランスを崩したのをきっかけに再び差を詰めたドヴィツィオーゾが、激しい水しぶきのなかリアを振りながらバックストレートで一気にマルケスに並び90度コーナーの突っ込みでマルケス選手をかわします。
もうロッシ応援席大喝采です。
自分も叫びながらシャッターをきっていました。
おぉ~見えてきた~
うぉぉ~並んだ~
抜いた~!!
コーナー出口も抑えた~!!
この後ビクトリーコーナーでマルケスが強引に刺し込んできます。
冷静にドヴィツィオーゾはマルケスをいなしつつ早くバイクを立てて一気に加速してチェッカーを受けました。
会場は興奮の坩堝でした。
クールダウンラップでマルケスがやってきたときも皆大きな拍手で迎えます。
ロッシ応援席にも手を振っています。
まぁ良い奴なんだろうけど・・・
そしてドヴィツィオーゾ!
みんな
スタンディングオベーションでしたよ。
スクリーンにジジが映って涙を流していたのを見て思わずもらい泣きです。
レースが終わり皆会場から出始めましたがその場に座り込んで動けませんでした。
ドヴィツィオーゾの表彰台の映像を見るまで放心状態でその場に居ました。
凄いレースをありがとうドヴィツィオーゾ!
こんなレースがあるから観戦はやめられません。
間違いなく今年のベストレースでしょう。
このドラマを目の前で見るチャンスを捨てた途中退場の人。
これを見ればロッシファン以前にMotoGPファンになれたのに残念。
シャンパンファイトを見届けてから会場を出ます。
凄く混んでいましたが意外と早く水戸まで行けました。
帰りも大雨の中無事に横浜に到着。
祭りは終わりました。
にほんブログ村
来年は完走してねロッシ・・・
あなたにおススメの記事