え、超高級魚?それ知らんかっとってんちんとんしゃん 2021_12th_全104

すけさん

2021年05月16日 10:07




先週私がロクマル真鯛を釣った後に仲間のTさんも単独釣行で大型真鯛を仕留めました。

仲間内でプチ真鯛ブームが起こり今週は釣り仲間のSさんを加えてひとり一匹お持ち帰りを目標に真鯛を狙いにポイントに向かいました。



その日は先週のようにそこら中に真鯛が居るような反応ではなく少しまばらな感じで反応があります。
このポイント初浮きのSさんにもすでにTGベイトで真鯛らしきアタリがあったとの事でしたので釣れそうな雰囲気はあります。

私も鯛ラバで底からゆっくり巻き上げていくと魚探に鯛ラバを追ってくる魚の反応も確認できます。



・・・しかし、追ってはくるけど水面までに喰ってこない・・・
あと3m距離があれば喰わせられたかもと思うほどにポイントは浅いのです。

まぁ、これも想定内。
こういう状況で先週は一つテンヤに柴エビの餌釣りしかけでロクマルと35㎝の真鯛が釣れたので今週もゆとりをもって一つテンヤに切り替えます。



暫く続けるも・・・・先週みたいにモゾモゾするアタリもない・・・
すこし戸惑いながらも反応を探しては一つテンヤを落としていきます。


すると、ブルっと手元に当たりが伝わってきたのですかさず大きくスイープアワセ。
無事乗ったのですが真鯛特有の叩くような引きはありません。

カサゴかホウボウか?と思いながら巻いてくると・・・


あんた誰?






初めて見る顔です,釣った様子はこんな感じ。








背ビレの形、並びの感じを見て一つのトラウマが蘇ります。

以前、ハオコゼという小さな魚を知らずに掴んでしまい手を刺されてエライ目に遭いました。

とにかくいっぺんコイツに刺されるとそれ以降の一日は潰れます。
激しい痛みで何もやる気がしない、ひたすら痛みに耐えながら指先を見つめていた嫌な思い出しかありません。

で、釣った奴はというと



この背ビレ持ってるやつは絶対ヤバい奴だ!と自分の防衛本能がアラートを発します。

あとで正体を調べるとしてとりあえず一切触れないようにしてソッコーリリースです(笑
一刻も早く身体から遠ざけろと本能に命じられましたので。


とりあえず写真をとってLINEで仲間に魚種特定をお願いしました。

その後、なんともう一匹釣れました。
掛かりが浅かったようで水面で揺すっていたら外れてくれました。




その後、エソしか釣れず真鯛に関しては3人ともボーズで終わりました。







家に着いてから魚種特定の返信が数人から返ってきました。
どうもオニオコゼじゃないかという見解で皆一致しました。


説明を見ると
オニオコゼは背びれの棘に毒腺を持っており、この棘に刺されると激痛と激しい腫脹を伴います。
やはり本能は正しかったです、ハオコゼと同じような毒を持っていました。

また、毒の成分は不安定なので温めると急速に分解しますので、火傷をしない程度のお湯(45度ぐらい)に30分程浸ける事が勧められています。
との事でした。
ハオコゼのときにこれを知っていたらお湯に浸しておいたものを・・・



で、衝撃的なのは次の情報です。
・最近では関東でも高級魚。
活魚は超高級魚、野締めものでも高値をつける。
・旬は晩春から夏

正に今が旬の超高級魚(活魚)を2匹もリリースしてしまった・・・
しかもソコソコ大きかった(25㎝くらい)。


それを知ったとき中学生時代に買ったYMOのアルバムに入っていたSETのフレーズが蘇りました。

それ、知らんかっとってんちんとんしゃん



それ、知ってたらフィッシュグリップで掴んだまま背ビレをハサミで切り落として持ち帰っていた事でしょう。
超高級魚であれば多少のリスクは冒しますので(爆

そして驚いたことにハオコゼも美味しかったらしい・・・
小っちゃくて食べるとこなんか無いけどね。







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